損保ジャパンの方から話を伺う機会があったので、ビッグモーター社の件について話を聞いてみました。
まず、一律対応として表裏印刷された1枚の紙を渡すそうです。
「これは非公開情報かな?」と思って調べてみましたが、こちらはインターネットに掲載されているものと同じでした。公開情報です。
↓こちらです。
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↑強調して口頭で説明があったのは「累計37名」出向したのは事実だが、さも同時に37名出向している様な報道があるため、そこは事実と違うという事でした。報道をみてみると…
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損保ジャパンに「ビッグモーター専門チーム」…査定の簡略化
8/4(金) 15:44配信
ビッグモーター内部通知LINE:「ビッグモーター集中セクションが設置されました」
ビッグモーターに合わせて37人を出向させていた損保ジャパンの社内に、「ビッグモーター集中セクション」ができたという。
また、修理の査定が大幅に簡略化することを知らせている。一体、どういうことなのか。
関係者によると、損保ジャパンは2019年春に、ビッグモーターでの査定手続きを簡略化する「簡易査定」を導入した。
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また、ビッグモーター社によるわざと傷付ける等の過剰請求には対応するという事です。
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ビッグモーター社による不適切な自動車保険金請求に関する専用相談窓口設置のお知らせ
損害保険ジャパン株式会社(以下「当社」)は、ビッグモーター社(株式会社ビッグモーター、株式
会社ビーエムホールディングス、株式会社ビーエムハナテンの3社をいいます)が公表した不適切な自
動車保険金請求に関し、被害を受けた可能性のあるお客さまからのお問い合わせを受け付ける専用窓口
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対応内容は、下記の場合に…
・実際の損害金は10万だった
・過剰請求で30万の損害金とされ、車両保険を使った
・10万円だったら車両保険を使わなかった
下記対応するとの事でした。
・等級を保険を使用しなかった場合に原状回復
・その代わり実際の損害金の10万円は損保ジャパンに支払って頂く
「10万円は損保ジャパンに支払う」という対応が誤解を招きそうだなぁと個人的には感じましたが、一応筋が通った対応ではありました。
ただ、損保ジャパン専門代理店からは顧客から「損保ジャパン以外の保険に変えたい」という問い合わせも来ている様です。
謝礼金の対応等あったらそういった声も防げるかもしれませんが、それが保険料に跳ね返ってくるとなると顧客も納得しないでしょうし厳しい状況ですね^0^;
また、ビッグモーターは乗り合いで保険に加入していた様ですが、他社に先駆けて損保ジャパンが契約を再開した?等とも仰っていました。そのニュースは↓にも記載あります。
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金融庁長官「損保ジャパンが積極加担なら問題」 ビッグモーター不正
2023/8/4 18:21
損保ジャパンを巡っては、損保各社が不正請求の疑いからビッグモーターへの事故車紹介を停止した際、不正ではないとするビッグモーターの報告を受け、単独で紹介を一時再開するなど、関係の深さを問題視する声が上がる。栗田氏は「会社としてどういう認識だったのか把握する必要がある」と語った。
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「ビッグモーターではなくその顧客の加入者に迷惑がかかる」と考えての再開だったのではないか?との事でした。
損保ジャパンは「保険料は高い方だけど融通が利く保険屋さん」と感じていました。
実際に別のネット保険等が同程度の加入内容で半額程度になるケースもある様です。
それが裏目に出たのかな?と個人的には感じていますが、ニュースにある様に積極的に加担していたなら認識を大きく変える必要もありそうです。
いずれにせよ「損保7社に報告命令」等とニュースが出ているので、今後精査されて明かされるのではないかと思います。
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ビッグモーターと損保7社に報告命令 不正請求で、取引実態解明へ 金融庁
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