【新聞社が悲鳴】五輪広告が入らず!【五輪と電通】知られざる広告業界の話
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商品を売るためのCMイコール販促のCMって事なんですよ
じゃあ販促の費用というのはどこが出るのかといえばそれはね営業部の予算です
なぜならそのCMを流すと商品の売り上げが上がるからです
ところで体力のある大企業というのはもう一つ広告やCMを打つ場合があります
商品名を全く出さない企業ブランディング広告です
また古巣のね話を出して恐縮ですけども
NTTの場合イチローを使ってクールなイメージで世界に発信するNTTだとか
あれはブランディング広告に該当するものです
当たり前なんですけどブランディング広告というのはですね
そのCMを流しても商品の売り上げには直接結びつきません
あくまでも企業の価値を高めるだとか世間一般の皆様に対してイメージを良く見られたい
なので変な話、そのねブランディング広告はCM1日百本入れても二百本入れても
商品全然売れないんですよ
そしてこの予算を持っているのはNTTでは広報室という部署になります
販促のCMをしたい営業部とそれから企業価値を高めるCMを打ちたい広報室
要するに一つの企業で広告予算を持つ部署が2つ存在するという事なんですね
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トヨタが五輪関連のCMをやめると言ったのは広報部が作成したCMをやめたと考えるのが妥当です
例えばトヨタが年間1000億円のCM広告を流すとしてその予算の割り振りがですね
営業部で500億円、広報部で500億円そんな予算の割付だったとしたら
今流れているCMというのは五輪とは無関係な営業部が販促で流すためのCMの500億円分かも知れません
と考えればトヨタ広報部の五輪関連CM
これが予算執行停止している可能性が極めて高いという事
もちろん今の500億円という数字はですねわかりやすくするために便宜上使っている数字なので
この話をね拡散する際には注意して下さいね
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ロス五輪以前のIOCというのは大会運営費の巨額赤字に悩まされておりまして
そこに電通マンがやってきて大会のスポンサー制度を提案いたしました
企業とタイアップしてやろうじゃないかという事なんですよね
そうやって実現したのがロス五輪で一部では商業主義が酷すぎると言われたものの
運営サイドは黒字化して大喜びという事で
以降IOCはですね電通を影の運営パートナーとして扱ってきております
なので広告代理店の方々にはですね皮肉を込めて電通オリンピックと揶揄する人さえおります
この背景を知った上で先ほどの広告の話に戻しますけれども
「広告の出稿は電通の仕切りですから1社に広告が出せなければ他社も横並びになるんです」っていうのはちょっと違っておりましてニュアンス的にね
僕の解釈では電通の仕切りに任せたら事態の収拾がつかなくなったので
1社と言わず全社横並びで広告をストップしたっていう事だろうと思います
要するに電通へのペナルティーみたいなもんかなと
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五輪最上位スポンサーのトヨタはですね
さっき話したロス五輪から現在までの経緯を全部知っている訳ですよ
でもだからといってねそれをトヨタがどうのこうの言うのは今まではなかった訳ですよ
むしろ電通さんは商売上手だなあくらいに思ってた事でしょう
でも今回の東京五輪はさすがにキレたと思います
マスコミだけでなくて電通に対してもね
五輪の放映権を持ってスポンサー契約も独占して五輪に関していえば
日本のTV局の上をいっているのが電通ですからね
トヨタや他の五輪スポンサーからしたらですねいつまでネガキャンやらせてるんだよと
こういう時のために大金払って電通の言い値でスポンサー枠を買ってるのに
どんな手を使ってもいいから早く事態を収拾させろとそうハッパをかけた事だと思います
がしかし結局開催1週間前になってもまだまだネガキャンは貼られたまま
その状況を見ればですねそれはマスコミには直接言わなくても
それを牛耳ってる電通ぐらいは呼びつけるでしょうよ
そこで多分「電通の仕事ってこんなもんか」「悪いけどヘタ打ったんだから五輪関連CM全カットな」っていうふうに言われても不思議ではない
13:57
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