↑こちらでご紹介した山口氏の原稿不掲載の件Hanada側の見解も出ました。
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3月号に掲載しなかった本当の理由
2024年03月08日 公開
山口敬之さんは自身の番組「山口敬之チャンネル」(ニコ生)で以下のような発言をしています。
□2月4日生放送
「原稿を書いて入れたんですよ。そして、ゲラまでになったんですよ。ところが突然、花田編集長と私の担当の編集者から載せませんと言われて、私は納得がいかないから納得がいかないと言いましたけども、まあ、結果的に……」
「今回の原稿は私は非常に重要な意味合いを込めて書いたんですね。それは、安倍元首相の暗殺の真相究明に直接かかわる、ある種のモメンタムをつくる意図をもって書いた」
「どうしても出してくれと、原稿を変えてもいいと言ったけど出さなかった」
□2月25日生放送
「編集長の花田紀凱という人が、原稿の中身について引用が多いとか、なんかいくつか難癖をつけて掲載を見送るって言ってきたんですね」
「私はいくらでも直しますから、ボツはやめてくれと言ったんです。ところが、連絡がないままボツにしたんですよ」
「今回の原稿が載らなかったことによって、私が取り組んできた大きなプロジェクトが実はほぼ頓挫しようとしています」
「連載というのは毎号出るから連載なんです。それが出版社側の都合でね、原稿が間に合わなかったんじゃないんですよ、原稿を入れて校正、誤字脱字を直して、ゲラっていうのは最終的にこれでOKですとOKまでいったものをボツにしたんだから、私は私の真相究明を妨害する人たちとしか思えないんですね、もはや。ですからそれ以降、一切連絡をとっていません。謝罪するなら謝罪しなさいよ。それから原稿を載せなさいよ。直せって言うなら直すから」
「部外者に私と連絡がとれなくなったからボツになったと(花田さんは)嘘をついている。そんなことはないんですよ。直すところは直すからボツは困るというのが最後のやり取りですよ。ふたを開けてみたらボツになってたんですよ。花田さんがそういう人だと僕は思わなかったですよ。非常に残念だし、はっきり言ってしばらく顔も見たくないです。私が本当に苦労していたプロジェクトをぶち壊しにしたんだから。いろいろメールとかでいろんな連絡はくるけど反応する気がしませんね。こっちは真剣にやってんだから! 命懸けてやってんだよ!」
□3月3日生放送
「なんでこの話(『私が原稿を入れなかったというウソ』)をするかと言うとね、私が嘘をついていると言うから。ふざけるなと。私、嘘をついていたらジャーナリスト続けられないから。そういうことを言うんですか、花田さん。チャンネル桜の水島さんに『俺(山口さん)の原稿が来なかった』と言ったんでしょ? あなたは嘘つきだということをこの後で証明します」
「なんでボツにされたか、正直、わからない。(中略:番組で〝ゲラ〟を公開)。ページ数がありますよね。月刊誌のここにはまりますと、254ページから私の原稿がはまるという証拠なんですよ」
「校了が1月15日だと言ってたんですね。(中略)。そしたら(1月16日)、花田紀凱さんから電話がかかってきて、『今回の原稿はちょっと引用が多いですね』と言われたんですね、電話で。メールもそういうメールをいただきました。で、なんかザラッとしたから、私は今回の原稿は特にボツは絶対に困ると、だからもしなにか気に入らないことがあればはっきり言ってくれと。引用が多いのであれば減らせばいいんだから、こっちは、ただ単に。出ないのは本当に困ると、僕は口頭で伝えてます。そして、テキストでも伝えてます」
番組で私(花田)のメールを無断で公表
《今月号の件では、申し訳ありませんでした。物書きとしての山口さんには、期待しているのです。一度、ちゃんとお話ししたいので、都合のつく時を教えてください》(1月26日)
「ボツになったあと、1月26日だから。『今月号の件では、申し訳ありませんでした』。もしね、もし私と連絡とれなくなったんだったら、花田さん、謝る必要はないでしょ? もう、これ証拠なんですよ、申し訳ないけど」
「私がどうしてこんなに怒(いか)っているか。非常に重要なプロジェクトが今回の原稿がボツになったことで、大きなダメージを受けた。だから、私は許せないんですね。連載って言っているのにボツにすんなよ!」
「引用を削って来月号に載せてください。それでも私が受けたダメージは全然、回復されないけれども、四の五の言わずにそこまでやるんだったら謝罪と受け止めますよ」
山口さんのこれらの発言について、意図的かどうかはわかりませんが、事実と異なる点が多々あるので、以下、経過を説明します。
山口さんから原稿をいただいたのは、1月14日4時49分。山口さんの言う〝ゲラ〟を山口さんに送ったのは、同日23時46分。「問題ありません」と山口さんから返事があったのが、16日の16時35分です。番組で「校了が1月15日だと言ってたんですね」と山口さんは語っていますが、これは事実に反します。
1月16日22時ごろ、原稿の中身について山口さんと電話で話をしました。私が伝えた内容は「引用があまりに多いこと」、「その引用も精密さに欠けていること」の2点です。話の途中でしたが、一方的に電話は切られました――。
1月17日3時39分、担当編集者が「編集長ともう一度、話していただけないでしょうか」とメールをしましたが、それに対する山口さんの返信(同日9時10分、私信なので公開は当然控えます)を読んで、山口さんがあまりに感情的なのでこれは少し間を置いたほうがいい、このままではまともな話し合いができないと判断し、この時点で一号置こうと決断しました。
筆者から原稿をいただき、まず担当編集者が読む、編集長の私が読む、疑問があれば筆者に連絡し、疑問点をただし、話をして、納得がいけばそのまま掲載。納得がいかなければ筆者と相談の上、その部分を手直ししてもらう。これはごく普通の編集作業です。なお、ゲラに組んだ後(初校)も校閲、担当編集者、編集長が読み内容を精査します(再校、場合によっては念校)。ゲラに組んだものがすべて掲載されるなどということはありません。
「いくらでも直しますから、ボツはやめてくれと言った」と山口さんは語っていますが、山口さんからそのようなことは一言も聞いておりません。「いくらでも直しますから」と筆者から言われて、無視したり、断ったりする編集者などいません。少なくとも私は、しません。
今回の山口さんの原稿は、2022年9月に配信された「東洋経済オンライン」の『山上容疑者を凶行に駆り立てた一族の「壮絶歴史」』(前編)と『統一教会からの「返金終了」が山上家貧窮の決定打』(後編)からの引用があまりに多く(本文350行中、直接引用は132行、引用解説は107行)、引用部分とその解説を含めると約7割に達していました(読売新聞の直接引用21行は除く)。
引用の多さだけではなく、引用も精密さに欠けること、その分析にも難があること――これは私ひとりが感じたことではありません。担当編集者、ほかの編集部員、ベテランの校閲者からも多くの疑義が呈されました。だからこそ、山口さんの意図を理解し、相談をするため、16日にまずは編集長の私が、電話をしたのです。
3月号(1月25日発売号)の編集作業がすべて終了したのは1月18日の2時でした。その後も何度も連絡しましたが、私への返信は一度もないまま、今日に至っています。ちなみに、担当編集者が1月30日に「直接会って話しがしたい」と伝えましたが、「なんの話ですか?」と山口さん。これ以降、彼からの連絡は一切ありません。
山口さんは我々から「載せません」と連絡があったと番組で語っていますが、そのようなことは一切言っていません。話し合いができないままなので、原稿は組置きにしているというのが現状です。
また、山口さんは番組でこう言っています。
「引用を削って来月号に載せてください。それでも私が受けたダメージは全然、回復されないけれども、四の五の言わずにそこまでやるんだったら謝罪と受け止めますよ」
引用を削れば原稿の体を成しません。そんな原稿を掲載すれば、読者に失礼です。自身の番組で一方的に文句を言うのではなく、山口さんはなぜ、我々と直接会って話をしないのでしょうか。
「Hanadaは圧力に屈した」と多数の意見が寄せられています。しかし、「東洋経済オンライン」で現在も公開されている記事を大量引用した原稿を掲載して、どこから圧力が来るというのでしょうか。事実、どの方面からも圧力など一切ありません。
旧知の水島総さんに電話をしたのは、「Hanadaが圧力に屈した」といったような全く事実ではない一方的な発言を水島さんが「チャンネル桜」で何度もして実害が生じていたので、「そうではありません」と伝えるためです。そもそも、「山口さんから原稿が来なかった」などと私が言うはずもありません。原稿が来ているからこそ、このような問題が発生したのではないですか。
私が山口さんに送ったメール(私信)を番組で勝手に公開していますが、1月26日のメールで、「今月号の件では、申し訳ありません」と書いたのは、掲載しなかったことへのお詫びではなく、社会人としての儀礼的なものです。
番組で勝手に公開した、山口さんの言う月刊『Hanada』のゲラなるものは、最終的なものではなく(校閲もまだ入っていません)、初校です。ページ数も仮であり、あとは印刷を待つだけの状態では全くありません。初校をチェックし、さらに再校、場合によっては念校までとり、ようやく入稿します。校閲のチェックすら経ていない初校をそのまま入稿するなど弊誌ではありません。
最後に、2月27日15時40分に山口さんに送った私からのメールを公開しておきます。
あちこちから漏れ聞く山口さんの発言を悲しく、残念な気持ちで聞いています。
ぼくはジャーナリストとしての山口さんを高く評価しています。伊藤詩織事件の当初から、一貫して、山口さんを信じてきました。何か少しでも山口さんのプラスになればと、応援してきたつもりです。
今回のこと、私も担当編集者(原文は実名)も掲載しないとは一度も言っていません。ファーストリーダーとして、読者に成り代わって、原稿に関する疑問を著者に聞く、編集者として当然のことと思います。
そこで、双方で話をし、納得がいけばそのまま掲載、いかなければ書き直してもらう。ごく普通の手順です。だから私は、山口さんがなぜ話し合いに応じていただけないのかわかりません。
連載がこのまま途切れてしまうのも、山口さんという優れたジャーナリストとの関係が切れてしまうのも、とても残念です。
一度、腹を割って、話をしませんか。
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この中で特に気になったのは3点でした。
①水島氏に花田氏が「山口さんの原稿が来なかったと言った」
これは言った言わないの世界ですが、原稿が初稿で一発OKになるなんて事は90%ないです。
少なくとも私はそう言う事はなかったです。
その為、山口氏が↓と言っているのは違和感がありました。
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【討論】あらためて日米関係を考える[桜R6/2/26]
山口敬之)
連載を書いていたんですが前号で原稿を入れてゲラができて私はそれOKを出して
そしたら普通それはそのまま出るんですよ校了で
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Hanadaも「ゲラは初稿であり再校、念校も残っている」という趣旨の発言をしています。
但しこれは作家による面もあると思うので山口氏が「毎回Hanadaでは一発OKでした」というタイプだったらこういう勘違いが起きるのは致し方ないと思います。
②不掲載の原因になった引用の量は引用部分・解説で約7割
漫画作品では通常引用が出来ないので経験則で「どれくらいならOKか」という体感値がありません。
でも多くても1~2割じゃないかな?と思います。
他社の記事を引用して膨らませて記事を作るタイプの作家もいるのではと思いますが、基本は作家本人の創作物=原稿だと思います。
③山口氏に「一度、腹を割って、話をしませんか。」とメールしている
Hanada側は直接対話を求めています。
また水島社長も直接対話を↓で求めています。
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【真相はこうだ!】川口マーン惠美~西欧の敗北と分裂[桜R6/2/28]
43:00
水島総)
我々似非保守雑誌と言ってね昨日もちょっとね
ちゃんと山口さんに答えなさいというね事を私は前の番組でも言いましたけど
花田さんに言いました花田さんもう1回言っときますと
出て出てきてもらっていいですよ?
私がそのなんとかHanadaっていうとこへ出てもいいですよ
43:17
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そのため↓こちらでご紹介した有本香さんと違い対話は可能と感じます。
【保守党×CH桜】水島総氏「いつでもどこでも私は出かけますしこちらに来て頂いても構いません」有本香氏「私の時間は有限、虚偽で貶める場へ出向く理由はありません」
但し、山口敬之さんの動画(無料部分)を見る限り、今の所そういう兆候が見えません。
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【第56回 03/03 山口敬之チャンネル生放送】
41:04
山口敬之)
この後ねCIAの話、物凄い重要な話がありますが
それともう1つね北朝鮮の話もするんですが
この事についてはこの後ろのニコニコ生放送の無料部分で
問い合わせがたくさんあるのでごく簡単にね?5分ほどかけて
もうちょっとかな?私原稿入れてますから入れた証拠があるんです
これ第七回って書いてあるこれは幻の第7回
これ月刊Hanadaがボツにしたから
でも私は原稿を入れて月刊Hanada側がこれでいいですと言って
これゲラって言うんですけどね?これ出来上がったんです
でもボツにしたの向こうなんですね
その話はニコニコ生放送の方でやらせて頂きますので
YouTubeはこのぐらいにさせて頂きます
なんでこの話をするかって言うとね私が嘘ついてるって言うからふざけんなと
私嘘ついてたらジャーナリスト続けらんないから
そういう事を言うんですか花田さん?
チャンネル桜の水島さんに俺の原稿が行かなかったって言ったんでしょ?
あなたは嘘つきだって事を今日この後で証明します
僕は花田さんに何の恨みもない
という訳でYouTubeでご覧の方はここまででございます
ありがとうございました
42:52
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Hanada:一度、腹を割って、話をしませんか。
水島総:花田さん出てきてもらっていいですよ?私がHanadaへ出てもいいですよ
山口敬之:私の事を嘘つきだと他の人に言うんだったら私も戦わざるを得ない
と、一人だけ対話という発言が無料情報上に公開されてないのは気になりました。
…と思ったら、
【第57回 03/10 山口敬之チャンネル生放送】
https://youtu.be/5KxEOrOznIM
↑こちらで一度会う!と宣言されました。
公開されるかは兎も角、修復に向かっていくと良いなと思います。
それはそれとして、私は連載作家になれるほどの力はありませんのでレベルが違いますが、私も山口氏と似たような経験があります。
【第57回 03/10 山口敬之チャンネル生放送】
https://youtu.be/5KxEOrOznIM
↑こちらで一度会う!と宣言されました。
公開されるかは兎も角、修復に向かっていくと良いなと思います。
それはそれとして、私は連載作家になれるほどの力はありませんのでレベルが違いますが、私も山口氏と似たような経験があります。
ある商業誌に政治漫画の提案をした事があります。
内容的には保守的な内容です。すると編集者さんから「この雑誌では政治的な漫画はNGだ」と一蹴されました。
通常はその後、原稿の修正等の話になって作品として完成へ進めるんですが、その場で違う話を考える打合せに移行しました。
で、しばらくするとその雑誌で政治の漫画が始まったんですよね…^0^;
内容的にはリベラル的な内容で「ああ、政治NGじゃなくて保守がNGなんだ」と思った覚えがあります。
単に私の力不足の可能性も高いので、それが本当かは分かりません^0^;
いずれにせよ掲載を決めるのは作家ではなく雑誌社であり編集者です。
載らなかった際にSNSで告発できるのは、善悪や結果はさておき以前よりも作家側に選択肢が増えた様に思います。
セクシー田中さんの件でもそうですが、作家の人権は軽視されがちですからねー^0^;
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