2023年4月12日参議院憲法審査会
1:11:02
自由民主党の青山繁晴です
陸自ヘリのすべての搭乗員の無事をお祈り申し上げます
私も中山太郎元外相の外相に哀悼の意を捧げます
今日も主権者の皆さんが傍聴に集まって頂き深く感謝申し上げます
ありがとうございます
その主権者にも聞いて頂きたいのですが
この憲法審査会は他の議員の意見を尊重し議員同士の対話も可能です
日本の国会は議員が質問し政府が答える議論がほとんどですから
この憲法審査会は珍しい貴重な場です
そこで前回の憲法審査会で印象に残った他の政党の議員の発言に触れたいと思います
それは維新の猪瀬直樹議員です猪瀬議員はこうおっしゃった
議事録から正確に引用します
この参議院の緊急集会についての実例は大体はGHQの頃から55年体制までの話ですね基本的に
私はこれに同意します
今この場で議論になっているのは憲法54条です
衆議院が開会不能であるときに参議院が緊急集会を開く事ができる定めです
54条の短い条文を主権者にも読んで頂くと
衆議院が解散つまり衆議院議員が全員解職されて誰も衆議院にいない時に
急いで新しい法律を作ったり既存の法を改正しなければならない時に
参議院が緊急集会を開けるという事しか書いてありません
しかしこの憲法54条基本にして例えば新しい致死性のパンデミックが起きたり
大災害やそして例えば国会へのテロあるいは有事があっても
あってもしも衆議院議員がいなくても内閣任せにせず
解散のない参議院が立法機能を使ってチェックもするという法整備が行われている
そういう考えでこれは野党の考えをかなり乗り越えて
前回の憲法審査会である程度は一致できた点だと考えています
ところが一つ抜けている事があります
それはなぜ私たち参議院議員が無事に決まっているかという事です
本当は憲法54条がパンデミック大災害テロ有事を想定した訳ではないからです
衆議院と違って解散がないというだけです
参議院議員も不幸にもいなくなる別次元の事態を想定していません
なぜ想定していないか
ここで猪瀬議員の指摘が生きると考えます
私たちの大切な根幹法の日本国憲法は日本が主権を喪失していた時代の
昭和21年西暦1946年に完成して交付され主権者に新しい憲法を知って頂き
よく昭和22年西暦1947年に施行すなわち使い始めました
しかしそれはすべて占領下の時代ですむしろ占領の始まりでありました
戦争に負けて外国軍に占領され日本が主権を失い国家でなくなっていたのは
昭和27年西暦1950年4月28日にサンフランシスコ講和条約が発効するまで続きました
客観的事実として日本国憲法は実質的には主権のない時代に制定され施行されました
安全保障というものは主権がないと存在しませんから
この間に作られた憲法に国民を守る規定が極めて薄い
占領軍にあたかもお任せするような特異な
つまり諸国の憲法とは大きく異なる特徴を持っているのはこのためです
講和条約の発行からも3年を経て日本がようやく自主的な国家再建の歩みを始めようとしたのが
いわゆる55年体制ができた西暦1955年からです
まさしく猪瀬議員の指摘された通りですね
そして私たちの憲法を守るには96条の改正条項を生かす事が必要です
96条は恐らくいずれは占領を終わる事もあくまで期待ですが期待して
時が来れば憲法改正できる事が定められています
悲惨な敗戦に至った事実を踏まえてハードルは高く設定されています
国会議員は普段にない壁を乗り越えなければいけません
一つは過半数でなく全ての議員の3分の2の賛成が必要
もう一つは国会だけで決めてはいけません
決めるのは国民です
主権者の半数が国民投票で賛成なさる事が最後に必要です
私はその1900ごめんなさい1955年昭和30年に自主憲法の制定を掲げて創建された自由民主党
自民党ではなく自由民主党の原点に戻って
かつてない波乱が続く世界でいかなる感染症・大災害有事があっても内閣の大部分と衆院
衆参両院議員の一定数は内閣の首脳部分と主要部分と衆参両院議員の一定数は生き残って
国民を救う国になる事を憲法の改正条項が求めるよう力は尽くしていきたいと思います
辻元議員の意見も尊重し理解します
しかしその上で私と自由民主党は根幹法の憲法に国民をいつでも永遠に守る理念として
書き込んでいくだと考えます以上ですありがとうございました
1:16:26
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