https://youtu.be/KRAtqqj3pC8?t=2243
↑こちらで感想を述べたアークタイムズさんの動画の文字起こしです!
◆Arc
Times(アークタイムズ)
2025/7/4(金)配信
参政党の正体/参院選と右翼の現在地/戦後80年 無謀な国のいま (古谷経衡×尾形聡彦)【7/4(金) 20:15~ ライブ】
https://www.youtube.com/watch?v=xd_6go5r4GE

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▼32:30辺り~ KAZUYAの名前が登場
(29:42~)
古谷経衡:神谷氏から電話で、「今度Youtube番組をやるのでMCをやって欲しい」と依頼があり、1年半ぐらいやらせて頂いた。収録番組で月2回ぐらい。東京のマンションを借りてスタジオにしていた。神谷氏は大阪から東京に新幹線で行ったり来たりしていた
尾形聡彦:(番組では)どういう話をしていたんですか?
古谷:神谷さんと1対1の時もあれば、歴史番とか社会情勢とかを話す受け手の方もサブで入っていたので、私は彼がやっていた色んな番組の中の一つとして入っていた。神谷さんとはイベントをやったりもした。
尾形:それは上手くいっていたんですか?
古谷:上手くいっていましたけれども…そこからちょっと時間が経って…。神谷さんってのは、Youtuberの中央の保守論壇に入れなかったもんだから、自分でやるっていう風にやって出来たのがその番組(CGS)。僕は別に断る理由もないし、自分で本も書いてるからまぁどっちでもいいという感じなんですけど、神谷さんはそれしかないので。それをずっとやってきましたら…後の参政党のボードメンバーになる、北海道出身のYoutuberの子がいたんですよ、KAZUYA君っていうね
尾形:ふ~~ん
古谷:そのKAZUYA君っていう子と僕と神谷さんの3人で、特別イベントをやりたいんだって神谷さんが仰ったんですね。で、神谷さんと一緒に仕事をしてる以上、僕としては断る理由はなかったんですけど…その北海道のYoutuberの子がですね、もう中学校1年生ぐらいの知識しかなくてですね、どうしようもなかったんですよ。だから「あの…ちょっと申し訳ないんですけど神谷さん、ちょっと北海道のYoutuberの子と一緒にっていうんじゃなくて…僕と神谷さんが1対1でやるのは全然いいんですけど、ちょっとその子を入れるっていうのは、逆に神谷さんにとってもマイナスなんちゃいますか?」とか言ったら、「うん、分かりました」っていう風におっしゃられて、それ以降すごく疎遠になってですね、私と神谷さんが…
尾形:あ、そうなんですか!?
古谷:それで、私の預かっていた(神谷の)チャンネルっていうのも、次回の収録っていうのも連絡が来なくなって、それで実質的に音信不通…ではないけれども、フェードアウトしていったっていう事なんですね。だから、彼がめちゃくちゃ好きだった帯広の…北海道のね、YoutuberのKAZUYA君っていう、訳分かんないですね、なんか中学生みたいな子が、言うてもまぁ30過ぎてるらしいんですけども(当時)、その子が…もう影響を受けちゃったんでしょうね
尾形:なるほど~
古谷:でも僕は、ちょっとあまりにも幼稚なんでね、その子が。ちょっと3人でやるのはどうかな?って言ったら彼がちょっとあんまり…愉快じゃなかった
尾形:なるほど
古谷:…っていう事で離れましたんで、番組としての再生(数)とか云々っていうことは問題なかったんですが、やっぱり神谷さんの目指す方向と、私がちょっとだけね、違ったのかな
尾形:そういう時は、基本は、右翼的な話をしてるんですか?
古谷:そうです。ネット右翼が好きそうな美談とかですね、あといわゆる、進歩的なメディアとか朝日毎日東京(新聞)とかがちょっと偏向してるよね、みたいな事をちょっとからかうみたいなね、よくあるそういう、過激ではないですけれども、よくあるような形でしたね。そこで、僕は神谷さんとはちょっと連絡は取らなくなりました
尾形:なるほど…そうすると、それが2013年とか14年ぐらいで…
古谷:14年ぐらいだったと思いますね~はい
(~34:34頃まで)
▼54:00辺り~ 今参政党にいるのは、桜にもいられなくなった人達ばかり
(52:36~)
古谷:(NHK世論調査の政党別支持率を見て)思うほど、参政党に風が吹いてるという風には、私は思わない
尾形:でも、古谷さんは興味を持ってですね、支持者にも色々会って色々話を聞いてきたじゃないですか。それは何故なんですか?
古谷:はい。あの、参政党から立候補してる人の多くが、私の昔の知り合いだからです(笑)
尾形:あ、そうなんですか(笑)
古谷:それでまぁあの、私の元カノとかも参政党支持になっちゃったりですね、周りにいたっていうのもあるし。なんでね、私の昔のネット右翼時代の知り合いが参政党から、今も東京選挙区に…さやちゃんって子もそうなんですけれども。昔ずっとチャンネル桜で私がずっとそのネトウヨ界隈でブイブイ言わせてた頃に友達みたいなね、人達がいっぱい参政党に流れているんですね
尾形:それはこの、注目される前から?
古谷:もちろんです、はい。ずっと前から。それは何でかっていうと、一応まぁ、保守界隈では、産経「正論」の次に、自称真正と言ってるチャンネル桜なんですがね、あの~結局、今、参政党に行ってるような、例えば田母神俊雄さん、それから東京選挙区で今立候補してるさやちゃんですね、元々の芸名は、「扇さや」って言いまして、演歌歌手だったんですけれども
尾形:あ、そうなんですか!?
古谷:それはともかくですね、それから三橋貴明さん、沖縄の我那覇真子さん。そういう人って皆、チャンネル桜と喧嘩をして追放された人達なんです
尾形:あ、そういう事なんですか
古谷:要するに、チャンネル桜にすら居られなくなって…と言っても他に行くところがないんで、参政党に流れついたっていうね。いわゆるその…何ていうかな「都落ち」って言いましょうか(笑)そういう人達が、偶然かどうか知らないんですけど、私がずっと一緒にやってきた人達なんで、逆に何かちょっとこの“憐憫”と言いましょうかね、懐かしいなというのもあるし(笑)、私の周りにもたまたまというか、運命的と言いましょうかね、参政党に目覚めちゃったっていう方もいらっしゃるんで、そういう意味では、すごくウォッチし甲斐のある政党という事になります。神谷さん(の事)も、だって知ってますからね
尾形:そうですよね~
(~54:50 頃まで)
▼1:12:05辺り~ 神谷氏の「天皇に側室を」発言について
(1:10:38~)
尾形:今のお話だと、特に右翼を取り込んでるというよりは、まぁ突き詰めていくとそういう思想になっていくけれども、元々はオーガニックとかそういうところから来ていて、自民党の安倍支持者、…実際投票していた安倍支持者・安倍信者、安倍元首相ですね、…のを取り込んでいるのではない、と
古谷:もちろん、取り込んでいるかどうかはともかく、安倍応援団みたいなものの一部が参政党に入っていることは事実だと思う。何故なら、東京選挙区で立候補しているさやちゃんもその後見人である三橋貴明氏も、さらに田母神俊雄氏も皆安倍応援団なんですよね。だから彼等のファン層っていうのはゼロではないので、ある程度、一定程度ファン層が彼等個人にも付いているし、その界隈にもあるので、そういうところからね、じゃあその3人が参政党に行くんやったら僕もそっち応援するよっていう人はもちろんいますよ。だからゼロではありません。ただマイノリティだと思いますね。というのは、一つ非常に象徴的な事を…先ほど私と神谷さんの出会いを言ったところに「空っぽ」だって言ったんですけれども。もしですね、ネット右翼的な人達が大挙して参政党に流れてるんだとしたらですね、神谷さんの「天皇に側室を」っていう発言とか、あれは絶対に許されないんですよ。あの、不敬罪ですから
尾形:あぁ~ 不敬罪ね(笑)
古谷:ネット右翼もね、天皇に全然興味ないんですよ。ないんですけど~、「今上陛下に側室を」という事は、絶っっ対に言わないですね!
尾形:あ、そうなんですか
古谷:つまり私が何を言いたいかっていうとですね、その、ネット右翼の作法っていうのがあるとずっと言ってるじゃないですか。憲法とか歴史観とか靖国とか朝日新聞だとか。その中にやっぱり天皇っていうのもあって、「旧宮家復活」とかは言いますよ?で「男系男子なんだ」って事も言いますけど、側室とか性に関わる事っていうのは、ネット右翼は言わないですね
尾形:あぁそういう事なんですか
古谷:はい。そこはデリケートなんで。そこは流石にアホなネット右翼も分かってるんで。それをね、易々と越えてくるっていうところは、完全にネット右翼の文脈から出てきてる人じゃないんですよ。そういう事を言ったらもう大炎上です。もう二度とWiLLとかに書けないです
尾形:あ、そうですか
古谷:当たり前です、そんなの。でもそれが…まぁ1回か2回書いたかもしれんけど、そもそもネット右翼論壇の人じゃないので、自分でやろうって言って飛び出してきた人なんで。そんな事を言っても、支持者もよく分かってないから、別に、あ、はい…削除したんだ、あ、はい…みたいな感じで。だからネット右翼からすると、逆に…あの皆さん、参政党がちょっと今調子が良いっていう事で、外から見てるじゃないですか。あのね、右翼業界の中から見た参政党っていう話をしたいんですが。右翼業界って極めて「権威主義」で、頂点には何が居るかっていうと、拓殖大学の教授がいるんですが、その拓殖大学の教授の周りに、産経新聞と雑誌「正論」がある。これが、産経正論路線ですね。鹿内からのフジサンケイグループの、これが、いわゆる櫻井よしこさんとか、亡くなりましたけど田久保忠衛(たくぼただえ)先生とかね、そういう伝統的な戦後保守っていうの、これがいわゆるサラブレッドです
尾形:サラブレッドなんですか
古谷:はい。そこから一個落ちるのですが、いわゆるそのネットの時代になって、特に勢力を伸ばしてきた花田さん系のWiLLとワック系と飛鳥新社、WiLLとHanada。~中略~ 21世紀からの新興勢力…これが第2段階ですね
尾形:なるほど。第1段階の方が偉いんですかね?
古谷:もちろんです!ハハハハハ~!
尾形:権威主義だから?
古谷:はい。国基研(国家基本問題研究所)の方が偉いですよチャンネル桜より。…その第2段階の中にあるのが、チャンネル桜だったり、DHCだったりするんですね。或いはその、ちょっと右的な有象無象のYoutuber番組とか。これが第2段階。第3段階っていうのは、第1段階・第2段階がなんか安倍政権誕生で盛り上がってるなっていうのを見て、後からついてきた人が第3段階…後発ですね
尾形:なるほど~
古谷:それはもう、下の下で。参政党っていうのは、第3段階なんです
尾形:あ、そうなんですか~
古谷:だから、評価が低いんですね。…だからさっき言いましたよね。参政党に積極的に関わってる人は今誰かということは、東京選挙区に出てるさやちゃんは僕とずっと4年ぐらい番組やりました、その後見人三橋さん、田母神俊雄さん、或いは沖縄の我那覇真子さんとかね、藤井聡はちょっと違いますけれども、そういった人は全部、第2段階のチャンネル桜と内紛をして、追放された人達なんです。全員、追放組なんですね。だから、右翼の側から見るとですね、参政党に関わるっていうのは「都落ち」なんです。あぁ~あそこに行っちまったんだなと
尾形:そうするとじゃあ、今よく言われている元の安倍支持者達が、参政党に行き国民民主に行き…っていう言説・分析っていうのは全然違う…?
古谷:ある程度は行ってると思います。ちょっとはね。ただ、それが主力ではない。国民民主が山尾さんとかの件で、支持率がマイナス9とかになって、じゃあそのマイナス9になったのがそのままそっくり参政党に行ってるように、グラフでは見えるんですよね。でもそれは、こういう業界が分かってない方の解説だと、僕は思いますね。そもそも国民民主を支持してきたような人はやっぱり、まぁ良くも悪くもリハックとかが好きでね、ひろゆきさんとかホリエモンみたいなのが好きで、やっぱり「103万円の壁」っていうのが、良いか悪いか実現出来るか出来ないかはともかく、やっぱり、ある程度その政策的な正当性みたいなもので判断して好きなんですよね。でも、参政党は政策的な正当性とかはもう無いので、国民民主を支持してきたような(比較的)聡明な有権者が、参政党を支持することはあり得ません。だって、次元が違うんだもん。だから、それは本当に、僕は愚かなミスリードだと思います
(~1:17:17 頃まで)
▼1:17:40頃~ 日本保守党について
(1:17:25~)
尾形:それで言うと、今の右翼…の現在地というかですね、前にも来ていただいた時に、まぁ大体ネトウヨ層っていうのは200万人位と…
古谷:そうですね。今も変わってないですね
尾形:言ってましたよね。その人達の支持っていうのは、まぁ今、日本保守党とか色々な政党がありますけれども、今どういう風に動いているんですか?そして、石破政権に対してはどういう対応を取っているのか?
古谷:これがもし、1年前であればですね、200万強位のネット右翼層っていうのの、まぁ7割ぐらいが日本保守党に行ってるって言えたんですよ。7割は、140ぐらいですね…って言えたんですけども、ところが日本保守党、去年の末から、内紛をいたしましてですね(笑)
尾形:そうですよね~
古谷:えぇ~ご存知のとおり(笑) とんでもない事になってるんですね。ですので…
尾形:あれは、どういう事が起こってるんですか?
古谷:日本保守党ですか?
尾形:はい~
古谷:いやあの、めっちゃ簡単に言うと、「DHCチャンネル」っていうのはなくなって、いわゆる右派論壇っていうものの“椅子”が、これまで20席あったんですよ。それがね、10になっちゃったんですよ。半分になっちゃった
尾形:なるほど~。DHCチャンネルがなくなって…
古谷:オリックスに回収されたんで。(※ここは、買収…かな?) で、20あった席の中でもちょっとキツかったのが、10になったんですね。で、10になった時に、みんなどういう振る舞いをするかって言うと、保守論壇の、特にしゃべる側の論客の人って、やっぱり杉田水脈とかもそうなんですけど、やっぱりちょっと年取ってから青春を迎える人が多いんですね。年取ってから注目されるって。だから皆、俺が!俺が!私が!私が!って人ばっかりなんですよね。だから、20席でもキツかったのに、10席になったらどうなるかって言うと、どんな事をしてでも俺が座りたい!私が座りたい!ってなるんですよ。それで内紛(笑)ウフフフフ…簡単な話です。ウフフフ(笑)
尾形:あ、そういう事なんですか
古谷:、ま、簡単に言えば。個別の事例はありますけれども、私が見てる範囲では、基本的にはそういう人間の欲というか、なんか政策で違ったとかではないんですよ。そういう感じなんですね。だからそれはまぁ、百田さん個人の問題もあるかもしれないけれども、基本的にあの業界は、本当に内紛…今日の友が明日の敵になるっていう世界です。ただ安倍政権の時は、椅子が20席あったので、そんなにね、20席に対して25人立候補者がいたら5人落ちるぐらいなんで、まぁちょっとはあるけれども、(内紛はそれほど)ない。それが、10になっちゃったらですね、半分以上が落ちるんですね
尾形:10になっちゃったってのは、それはDHCがなくなって…
古谷:オリックスの買収です…はい
尾形:そうすると、その右翼的な番組に出れる人の数がイメージ的に実際、減ったって事なんですね
古谷:そうです。あとはもう、WiLL・Hanada・正論と、そのYoutubeチャンネルぐらいしかありませんから。DHCの「虎ノ門(ニュース)」とか「ニュース女子」っていうのはもうあの、皆さんはご覧になった事ないかもしれないですけど、あれに出るっていうのはもう本当に勲章ものなんですね
尾形:あ、勲章?
古谷:えぇ。だから私はチャンネル桜の側にいましたけれども、あの~チャンネル桜のギャラが1万円だったんですよ。1万円、2時間出て。まぁまぁ普通ですけど。DHCっていうのは、ギャラが5倍なんですね(笑)…エへへへへ!
尾形:あぁ~~(笑)前に言ってましたね
古谷:えぇ~~。5倍なんですよ(笑) …いや、それだけじゃなくて、やっぱりDHCの虎ノ門とかニュース女子に出たら、やっぱり知名度が上がる。ファンが一夜にして、Xのフォロワーが1000人とか2000人とか増えてくる訳。そうすると自分の本も売れるし、自分のやってる主軸とかオンラインサロンも、やっぱり入ってくる訳ですね。あの、その単純に「5倍」っていうギャラだけじゃない、目に見えない凄まじい効果があるんですよ。それほど凄かったんですよ!…それが、一夜にして、実際はね、オリックスに買収されてですね、あの~あんなもんオリックスがやってたら、企業の価値がゼロになっちゃうから、結局、潰しちゃった訳ですけど。そうすると結局は、出るところがなくなっちゃって、10席になっちゃったと
尾形:10席どころか、金銭的なダメージは、もっと大きいって事ですね?
古谷:でも彼等は蓄えてるんで(笑)…それよりも、出世欲というかその露出欲ですね。百田さんは生活に今、困っていないので。まぁ末端のね、中堅クラスだと困ってる人もいるかもしんないんですけど、それよりやっぱり要するに、ギャラが云々というよりは、それに出た事による知名度の上昇で本が売れます、オンラインサロンに人が入ってきます、講演会に呼ばれますっていう道が、そっくりそのものが断たれちゃう訳じゃないですか。そっちの方が大きいですよね。それが主な原因で、結局あの日本保守党って、何故作ったのかっていうと、虎ノ門ニュース、DHCがなくなったから露出が出来なくなるんですよね。だって百田さんと有本さんが、実質上、番頭だった訳ですよね。あの世界の天皇だった。それがやっぱり買収でダメになったって事は、じゃあ他の…
尾形:プラットフォームが必要だと…
古谷:(頷いて)今まで圧倒的な寡占状態だったのが、ハシゴ外されちゃったらどうするのか?って、仰るとおりプラットフォームなる物を作っても良いんでしょうけれども、まぁそれを作りつつ、やっぱり政党を作るっていう、そういう奇策にというか…出たんでしょうね。そうすると、政党で記者会見で喋った事が全て、そのまま番組に出来るっていう…録画・録音すれば。…っていう便利さもあったんでしょうけど、それで作ったのが日本保守党ですよ。だから非常~にシンプルな話で(笑)
尾形:保守党の中の内紛は、どう見てますか?
古谷:保守党の中の内紛っていうのは、私も、知り合いが多すぎて、あんまり言うのもあれなんですけど(笑)…訴えないでくださいね?(笑)
尾形:アハハハハ…
古谷:保守党の中の内紛っていうのは、要するに、百田さんと有本さんっていう…「ニコイチ」っていうかね?コンビが。であの、有本さんは私はもう昔から存じ上げていて、あの、前にも話したかもしれないですけど、スリランカのセイロンティーを扱う雑誌の編集長だったんですね。だから、お茶。紅茶・インドティーとかセイロンティーとか、そういうのの中で…
尾形:セイロンティー美味しいですもんね~
古谷:美味しいと思いますよ。で、そういうセイロンティーの流れっていうのは、まぁチベットにもあるんだと。という事で、チベットに行かれる訳です。バブルの時の有本さんが。そうすると、「いや、チベットっていうのは実は、中国から圧迫を受けてるんだ」みたいな事が分かって、それで後に、そういう右派論壇にね、チベット弾圧の反対だから。チベットのダライ・ラマとかをヨイショする側という事は、反中ですから。そういう事で出てきた人なんですけれども、元々の知識はそんなありません。ただまぁ、私からすると、まぁあの、百田さんよりははるかに、ちゃんとお勉強してるな(笑)っていう気はしますけれども。まぁそういう…ね、コンビがやってる以上は、しかもあのコンビは2人とも民間人で。河村さんっていうベテランのね、市長もやられた方が…
尾形:あぁそうですよね。名古屋の…
古谷:ですよね?要するに、島田洋一っていうのは、今、福井県立大学の教授だったんですけれども、あの人もただの学者で、新人(議員)じゃないですか。ところが河村たかしさんっていうのは、ベテランな訳ですね。でも、党の運営をやってんのは、民間人の百田さん有本さん。こんなチグハグが続く訳ありませんよ。だって、どっちかが議員だったら分かりますよ。百田さんが議員だったとか、有本さんが議員だとか…今出てますけどね。でも、そうじゃないんですよね。ただのネトウヨ界隈の有名人が、実際には、現職のベテランの河村さん含めて、3人を統率してるっていう図式で、対立が起こらない訳ないですね。だからそれはもう自明の事であって、今、空中分解の最中…ですね。ただ、やっぱりネトウヨ論壇の中、ネット右翼の中では、その別に、何て言うか、個人崇拝っていうか、そういうのが強いんで、まぁやっぱり百田さんのファンってのも「永遠のゼロ」とか「日本国紀」からずっと居ますから、そういうのがね、綺麗に離反したって事はありません。あの、ちゃんとファンはいます。だからそこは今、ネット上でも、反日本保守党…まぁWiLLとかHanadaとかっていうところですね。そういう…ただ、櫻井よしこさんとかは、もうあの業界の天皇なんで、下々の事は…あの二人は関知しない(笑)…関知してないんですけど。その、WiLLとかHanadaみたいなところで盛んにね、日本保守党めっちゃ推してたのにコロっと変わって、「あいつらとんでもない売国奴だ!」みたいな事になって、そういう今、戦争中っていう事ですけど、まぁそれがさっきも言ったように、その何か政策でね、イデオロギーでやってるんでは全くなくて、もう本当にそういうおじさん・おじいちゃん・おばあちゃんの、おばさんの、まぁ本当にその、底の浅い人間関係っていう事でしかない…ですね
尾形:う~~~ん…
(~1:26:37 頃まで)
▼1:30:18辺り~ N国党について
尾形:N国党については、右翼界隈だとどういう(見方なのか?)
古谷:N国党は、もう本当に、もう別世界っていうか、(中略) 私は立花さんの素人の時からもやっぱり知ってますけど、ひとり放送局の時からね。それも私が編集長で取材したんですけど、…あのどっちかというと、その何て言うかあの、コンビニの冷凍庫とか、回転寿司で醤油をペロペロしますとか、ああいうアホなのが好きな人。ああいう炎上系Youtuberとかニコ生主…まぁ立花さんニコ生主ですから元々。要するに、何か迷惑かけてバズるっていうのは好きな人って一定程度いるじゃないですかやっぱり。テレビでは出来ないから。そのファンがいるだけであって、ネトウヨはあまり関係ないですね。あのNHKの受信料に反対…反NHKっていうところでは、初期は、立花さんやっぱりチャンネル桜に出てますし、私も一緒に出ました。ただ、彼はそれ以外の事には興味がないんです。ネトウヨの作法っていうのは出来てないんで。憲法とか。もう彼はどうでもいいし。自虐史観も、まぁどっちでも良いんちゃうっていうか、そういう感じだし。その作法が出来てないので。そういう人は、結局はネトウヨ業界は続かないと思います。逆にね、そういう作法さえ守っていて、ちょっとね、何か専門分野があれば、皆さんももしかしたら、ネトウヨ論壇でデビュー出来るかもしれない…アハハハハ(笑)
尾形:(笑)
(~1:32:02 頃まで)